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会社で闇LT大会を開催しました

posted at 2017-07-10 01:39:59 +0900 by kinoppyd

数週間前の話ですが、勤めている会社で闇LT大会を主催し、なかなかの好評を得たのでみんなもやってみてくださいという情報共有です。

TL;DR 普段とちょっと違うLT大会をやることで、社内の交流の促進に繋がりますよ、という話です。

闇LT大会

闇LT大会の開催要項は、次のとおりです。

ルール1:エンジニアリングの話題を話してはならない ルール2:エンジニアリングの話題を話してはならない ルール3:発表は1人10分/質問時間なし

大会のタイトルは「闇LT」ですが、なにもアングラな闇の話や、人生や仕事の闇の話をしてほしいわけではなく、単に普段の会社やITイベントでやるLTとは違い、エンジニアリングではない自分の趣味の話をしてほしいというつもりで開催しました。また、エンジニアリングの話題はしないので、普段よりも話すことが多くなるだろうと思って、1人10分の時間を設定しています。

自分はドワンゴという会社に勤めています。ドワンゴでは週に一度昼にエンジニアLT大会を開催しており、そこでは事前に全エンジニアに発表順を割り当て、その週に発表順を迎える人が、業務上の知識共有や趣味のエンジニアリングのLTを行っており、大いに盛り上がっています。

ドワンゴのエンジニアはどなたもエンジニアリング能力が高くて、技術の話題には事欠かないのですが、しかしそれと同じくらい技術とは関係ない趣味を持っている人も多く居ることを知っていました。

当然のことながら、週次で行っているLT大会は、業務時間に行っているという性質上ルールとしてエンジニアリングの話題という制約があるため、面白い趣味の話は技術ネタ以外にはあまり出てきません。そのため、それではもったいないと思い、個人的に話を聞きたいと思っていた趣味を持っている人たちに事前に声をかけて、闇LT大会をやりませんかと登壇をお願いし、エンジニアリングの話題を禁止した闇LT大会を開催しようと思いました。

どんな大会だったのか

闇LT大会は、前半パートと後半パートに別れて開催されました。

前半パート

前半パートでは、主催の自分が事前に声をかけた10名と、自分を合わせた11名が10分ずつの持ち時間を使って、中間の10分休み以外は止まること無くLTをしました。

個人でドラを持っている方が居たのでドラをお借りし、10分が経つと強制的にドラを叩いて次の人に交代する方式です。ちなみに、11人中時間をオーバーした人はほとんど居なかったので、むしろ余った時間を質疑タイムに使ったりしていました。

LTの内容をいくつか抜粋すると

など、刺激的なトークが繰り広げられました。

事前に私が話を聞きたいと思っていた方々に声をかけていたため、準備期間があったためスライドなども万全で、どのセッションもとても魅力的な話に満ちあふれて、素敵なLT大会でした。

後半パート

前半パートが終了した時点で時間は22時半頃で、一旦LT大会としては全セッションの終了として締めの挨拶をしました。

そしてその後、1人5分の自由飛び入り枠を開催しました。

飛び入りは、事前に飛び入りを宣言していた人、当日に前半のLTを見て自分も話したくなった人、前半のLTではしゃべり足りなかった登壇者など、どんな飛び入りもすべて受け入れ、かつ飛び入りの希望が無くなるまで(当日は、納得するまで、という表現を使いました)続けました。

その結果、のべ32人の飛び入りがあり、LT大会は午前の2時半まで続けられることとなりました。

飛び入りのLTでは

などなど、皆が技術の話題とは関係ない、自分の好きな趣味の話を好き勝手話していて、とてもイキイキとしたLT大会になりました。

食事の話

闇LT大会は、ドワンゴでいうところの夕方くらいの時間から開始され、かつ3時間近くの長丁場なので、食事を用意して参加費という形で徴収しました。予め声をかけた10人の登壇者からはお金を取らず、LTを聴きに来た人たちにご飯代を出してもらう感じの運用です。

最近はコストコにハマっているので、早めに仕事を切り上げ、コストコで60人分くらいのピザや寿司やチキンやサラダや飲み物を書い、車に積み込み会社のセミナールームに運び込みました。予め会場の準備をお願いしていた人たちに協力してもらい、買い出しに行ってる間のセミナールームの机の並べ替えや、食事の運びこみを手伝ってもらいました。

個人の趣味でコストコのご飯を会社の人に布教したかったためにコストコに行きましたが、これは本当に個人の趣味なので普通に出前で良いと思います。飲み物なんかは、バケツに水を張って氷を詰め込み、そこに缶や瓶を入れるとすぐに冷えるし祭りの雰囲気もそこそこあって便利です。

主催の話

基本的に他力本願です。主催者のやることは

これくらいです。

たったこれくらいで、社内の面白い趣味を持った人の話がたくさん聞けて、それに触発された人たちの飛び入りLTまで聞けて、とても楽しい会が開けます。

難しいのは、社内の面白い趣味を持った人を探し出すことかもしれませんが、なんなら社内の名物エンジニアに片っ端から声をかけてみればいいと思います。社内の名物エンジニアのLTというのは、技術の話題は関係なくてもみんな聞いてみたいものだと思います。

予算

これは非常に難しい問題ですが、今回は

登壇者を除く参加者の数 x 0.8(参加表明だけして来ない人の分) x 参加費

で予算を算出して、その中で可能な限り人のお腹を満たす物を買い揃えます。

コストコの巨大ピザは、ひと切れ食べると割とお腹いっぱいになるくらいでかいので、人数分のひと切れ分のピザと、コストコの安い寿司で足元を固めました。

他には、お酒を飲めない人も多いので、アルコールとは別に大量のソフトドリンク類も買いました。これもコストコではアメリカンなサイズでソフトドリンクを売っているので、功を奏しました。

楽しいと思うのでやってみてください

闇LT大会は、毎月やったりするたぐいのイベントではなく、1年か半年に1度、お祭り的なノリで開催するイベントだと思います。

登壇者の方は、自分の登壇が終わるとLTした内容に関して聞いていた人と立ち話をしたりして、交流が生まれていました。

普段は技術の話をしている人たちの、新鮮な一面を垣間見ることができ、そして自分が知らない世界の話をしてくれるので、好奇心がくすぐられる会になると思います。

また、普段あまり社内で話をしない人たちと趣味での交流のきっかけを作ることができると思うので、みなさんもいかがでしょうか。

追記

登壇したことをブログに書いてくれたので、追記しておきます