Windowsが必要だった理由
もっぱらデスクトップもLinuxをメインで使用しているが、やはりLinuxはマルチメディア環境に弱い。具体的に言うと、Chinachuで録画した地デジのTSファイルを再生するのに、選択肢がほぼVLCしか無い。そして、VLCは高機能ではあるが、お世辞にも良い動画プレイヤーとは言いがたい。フレーム補間とかできないし、TSファイルがなんかの拍子にワンセグ信号が優先のまま保存されても、それを回避する方法がない。
やはり、マルチメディア環境を充実させるなら、Windowsを選ぶしか無い。あと、Mac版のコミケカタログが思ったよりも使えなかったので、Windows版が使いたかったというのもある。
VirtualBoxにWindowsのインストール
Windows8は(もしくは、Windows7からかも知れないが)、DSPのライセンスでもパーツと一緒に買う必要は無く、仮想マシンへのインストールも可能とのこと。一万円の通常版を購入してきて、早速インストールした。
USBデバイスフィルター
ホストのOSはFedora20、仮想化はVirtualBoxを使用。ホスト機はゼロスピンドルなので、光学ドライブが搭載されていないが、USBのブルーレイドライブを接続した。
やや悩んだ点は、初期化直後の仮想マシンで、ホスト機のUSBドライブをどう使用するかよくわからなかったところ。設定のストレージの項目でドライブにセットできるのは、仮想CD/DVDイメージだけのようだったので、色々設定を変えてみた。
その結果、USBという項目で、USBデバイスフィルターを追加することによって、ストレージ項目のCD/DVDドライブに、ホスト機に刺さっているUSBドライブを使えることがわかった。
特に何も問題はなくインストールされる
その後、普通にDVDからブートして、インストール。何一つつまずくポイントはなく、逆に拍子ぬけた。問題なくコミケカタログもインストールされ、普通に動いている。
しいて困っている点を上げるのであれば、ゲストOS側の画面解像度と、ホスト側のウインドウに表示されている解像度が旨く一致しない点だ。だが、色々設定を試していくうちになんとかなるだろう。
今後やること
Windowsを買った理由は、マルチメディア用途だ。だとすれば、仮想マシンではなく物理マシンにインストールするほうが好ましい。年が明けたら、デュアルブート環境を作成しなくてはいけないだろう。
それまでは、仮想マシン上でWindowsを動かすいい機会なので、Vagrant対応したイメージを作ったりしてみようと思う。物理マシンにインストールすると、使えなくなってしまうが、仮想マシン上のWindowsをあれこれするノウハウ自体は仕事でも役立つだろう。