Mobbのマッチングにどれもヒットしなかった場合のフック


このエントリは、 Mobb/Repp Advent Calendar の二十日目です

どれにもマッチしなかった

これは次のバージョンで実装される機能の話です。

Mobbはonキーワードでマッチングを登録し、サービスからの入力に対して一致チェックを行い、一致すればブロックを実行します。しかし、どこにもマッチしなかった入力は虚空に消えていきます。

Webフレームワークの場合、どこにもマッチしなかった場合には404が帰ります。そのため、404のページにはなにを表示するかといった設定ができます。しかし、チャットBotはWebのようにリクエストとレスポンスが対象的な世界ではないので、特にそういうものはありません。

しかしその一方で、どこにもマッチしなかった入力に対してなにか処理をしたいという需要はあると思います。それは、マッチングの対象ではない要素に対してなにかをしたい場合であったり(フィルタを使うという手もありますが)、すべての入力に対して一律なにか処理をしたりという場合です。

on_unregistered キーワードは、すべてのマッチング処理の最後にチェックされ、どこにも一致しているものがない場合は必ずこのブロックを実行するというものです。うえのbotでは、マッチングのデバッグを行うために、一致しなかったすべての処理を出力しています。


カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

Mobbにおけるマッチのパッシング


このエントリは Mobb/Repp Advent Calendar の十九日目です

マッチのパッシング

この機能は次のバージョンにおいて実装される予定です。

次のようなBotを作成し、「hello Mobb」というメッセージを送った場合、得られる結果は「Yo」です。

これは、Mobbのパターンマッチは定義した順番にチェックされるので、最初の /hello (\w+)/ がすべての hello で始まるメッセージを吸収してしまい、次に定義されている ‘hello Mobb’ にマッチすることは決してありません。

この例は非常に極端な例ですが、特定のケースにおいてマッチングをパスしたいことは発生すると思われます。そのため、次のバージョンではpassキーワードが導入されます。

passキーワードは、呼び出されるとその場でブロックの評価を停止し、on/receive キーワードのマッチングを再開します。上のBotでは、nameがMで始まる場合は、 on /hello (\w+)/ のブロックを抜け、次の on ‘hello Mobb’ にマッチします。その結果、得られる返答は「Yo」ではなく「Survival of the fittest」になります。(もちろんこの例では、Mobb以外のMで始まる名前を送るとすべてのケースでなにも返答しなくなってしまいますが)

Next Mobb

年内リリースがんばります


カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

Mobb+GitQueueでバージョン管理付きのTODO Botを作る


このエントリは Mobb/Repp Advent Calendar の十八日目です

Mobb + GitQueue = バージョン管理つきTODO bot

ちょうど一年くらい前、Gitをバックエンドとしたスタックを実装した話をしました。

http://tolarian-academy.net/task-manage-bot-with-git/

これを実際にMobbと組み合わせたBotを作成してみます。

GitQueueというGemを使ってスタックを作り、それをMobb経由で操作しています。

スクリーンショット 2018-12-18 15.45.18

まあまあ便利です。


カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

Mobb製のBotになにか処理をさせたが、何も反応を返したくないときはどうするのか


このエントリは Mobb/Repp Advent Calendar の十七日目です

Botに何も発言をさせたくないとき

Mobbで作られたBotは、ブロックの戻り値の文字列をサービスに投稿します。しかし、ブロックを実行したあとに何も発言したくないときはどうすればいいのでしょうか? 答えは、nilを返せばいいのです。

このBotは、すべての発言に反応し、その発言をファイルに書き込み、何も投稿せずにそのまま処理を終了します。しかし、このnilを返す方法はやや分かりづらいとの指摘を受けたので、次のバージョンでは say_nothing キーワードと silent コンディションを用意します。

say_nothing キーワードは、 say_nothing が呼び出された場合に、そのブロックがなんの値を返そうがサービスにポストを行いません。つまり、nilを返したときと同じ挙動をします。

silentはコンディションなので、現時点でも任意で追加可能ですが、Mobbのデフォルトに追加します。内容としては、ブロック実行後の戻り値を見て、何が入っていようがnilで上書きするコンディションを追加します。おそらく、実装としては次のようなコードになるのではないでしょうか?

次のバージョンのMobbにご期待下さい

以上です


カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

Mobbのcronを秒単位で動かす


このエントリは Mobb/Repp Advent Calendar の十六日目です

MobbのCronは毎秒実行されない

MobbのCronは、CronのSyntaxをパースするため、最小の実行単位が分までしか設定できません。しかし、世の中には意外と毎秒何かを監視するという行動に需要があり、Mobbで作られたBotも毎秒何かを実行させたいという人は多いので、CronSyntaxを使わず毎秒実行するトリガーを、次のバージョンで追加することにしました。

every/cron キーワードはすでに使用されているため、新しいキーワードを設定する必要があります。every_secondsキーワードです。every_secondsに渡されたブロックは、毎秒ブロックの中身を実行します。注意しなくてはいけないのは、every_secondsは1つのBotで1度しか設定できない(複数設定された場合は最初に設定したものが優先される)ということです。

なぜevery_secondsは一つしか設定できないかというと、この設定は任意のn秒で実行されるわけではなく、毎秒実行されることを強制するからです。実際にBotを作成するときに求められる需要は、特定の秒になにかしたいではなく、毎秒なにかをしたい、というケースが想定されるからです。特定の秒に何かをしたい場合は、毎秒実行されている処理の中でその秒を判断すれば、実行できます。

every_secondsの実行でネックになるのは、0秒目、つまりcronが実行される可能性がある毎分の0秒だけ、処理がスキップされるという点です。これは、Mobbが送っている毎秒のトリガーが、先にcronのブロックにマッチするためです。0秒にevery_seconds と every/cron が競合するのは良くないことなので、どちらも実行されるようにはしたいですが、ひとまずミニマルな実装を行うため、0秒には every_seconds が走りません。

every_secondsは次のバージョンで実装されます

お楽しみに


カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個